<概況>
<生産地>
   米はメコン川本支流、トンレサップ周辺の水利の良い地域にて多く栽培される。特にコンポントム州とバタンバン州はトンレサップ湖の水の恵みによって主要稲作地帯となっている。キャッサバ、さつまいもなどの芋類は主食である米の補完的な意味あいが強く、干ばつの年には米の生産地で多量に栽培される傾向にある。また河川沿いでは野菜栽培も盛んである。飼料用とうもろこしはかっては重要な輸出品目として期待されていたが、現在では食用白とうもろこしにシフトしている。メコン流域のコンポンチャム周辺ではゴム、綿花、タバコ、さとうきびといった工芸作物の栽培が盛んである。

<流通>
   60年代には農協が存在し、68年度には727の組合が41万7千人の組合員を擁していた。また政府の米収集組織“OROC”、輸出機関“SONEXIM”も機能していた。ポルポト時代以後の社会主義時代には“SAMAKI”という共同組織ができたが、現在では事実上機能しておらず、協同集荷もされていない。一般に生産者自身で直接最寄りの市場へ出荷するか、集荷業者によって買い付けられている。政府による生産品目、生産量のコントロールができないため、生産者がより商品価値の高い作物に飛びつく傾向があり、これが有効な土地利用、及び安定供給を妨げている。

<農業振興活動>
   国際稲作研究所(IRI)などの協力で、米の品種や栽培の研究が各研究所ですすめられている。耕作面積を増やすことが難しい状況から、単位面積当たりの収量を増やすことに重点がおかれている。研究所では各農村から選抜した研修生に農薬、施肥、品種などに関する2週間ほどの短期研修をおこなっており、地方における農業指導者を育成して農業技術の普及に努めている。日本は、国際協力事業団(JICA)の専門家を派遣しているほか、カンボジアから毎年20名程の農業研修生を日本によんでいる。またはカンボジアから近隣諸国に農業研修資金援助をおこなっている。                                                                              プノンペン中央市場、米売り場

プレイ・プダウ稲作試験場
設 立: 1962年に設立。内戦時代に閉鎖されたが、81年に再開。
所在地: コンポン・スプー州。国道4号線プノンペンの南西約38キロ。
所 員: 計25人
時 間: 午前 07:00−11:00
活 動: @ 81年よりフィリピンの国際米研究所(IRI)から入手した稲の品種の実験、研究
A 品種の分類。長期的な実験。
B 生産技術、農薬、殺虫剤の使用方法などを農民に提供する。
C 農業研修制度があり、指導者を育成する。

クバル・コウ野菜試験場
設 立: 1985年社会主義時代に設立。
所在地: カンダル州。国道1号線プノンペンの南東約16キロ。
所 員: 計28人
時 間: 午前 07:00−11:00
午後 14:00−17:00
活 動: 1、品種の研究。
2、農薬の研究、使用方法、品種の分類、広報活動。
3、生産技術、ノウハウをカンボジア国内の農民に提供。
4、農業指導者の育成。
試験種: 白菜、キャベツ、ダイコン、なす、とうもろこし、豆類、トマト、メロン、スイカなど。。
米業社
設立: 1999年に設立。
所在地: カンダル州、国道4号線でプノンペンの南西約16キロ。土地面積は11 ヘクタール、米倉庫、自然肥料家、スタッフ教育訓練場、米多品種実験 水田地など。。1960年代から豊かな経験を持つ2代目社長は有機農業 法を採用2002年にカンボジア無農薬米(ニアンマリス)を4万5千トン輸出目標。
カンボジア地上手配
: カンボジア旅社